病院79巻1号

2020年01月発行

特集 地域医療構想で変わるこれからの病院

地域医療構想アドバイザーの立場から見た地域医療構想の課題

著者： 村松圭司¹

所属機関： ¹産業医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲：P.29 - P.33

●地域医療構想アドバイザーには，データサイエンティストやファシリテーターの機能が求められている．
●検討に用いることができる情報量は増加しており，今後はデータに基づく意思決定支援が重要な役割となる．
●2025年やその先の医療提供体制の中核を担う世代を地域医療構想アドバイザーとして育成し，地域医療構想の実現に向けて積極的に関与してもらう必要がある．

参考文献

1）厚生労働省：第十五回　地域医療構想に関するワーキンググループ．参考資料4 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00389.html（2019年10月23日確認）

2）厚生労働省：第十六回　地域医療構想に関するワーキンググループ．資料3 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01952.html（2019年10月23日確認）

3）福岡県保健医療介護部医療指導課：平成30年度第1回福岡県地域医療構想調整会議について． http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/heisei30nenndodai1kaihukuokakenntiikiiryoukousoutyouseikaigisiryou.html（2019年10月23日確認）

4）福岡県保健医療介護部医療指導課：平成30年度第2回構想区域地域医療構想調整会議について． http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/h30-2kousoukuikitiikiiryokousoutyouseikaigi.html（2019年10月23日確認）

5）福岡県保健医療介護部医療指導課：平成30年度第3回構想区域地域医療構想調整会議資料を掲載します． http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/h-30-3kousoukuikitiikiiryoukousoutyouseikaigi.html（2019年10月23日確認）

6）福岡県保健医療介護部医療指導課：2025年に向けた具体的対応方針策定のお願い． http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/2025taiouhousinnyousiki.html（2019年10月23日確認）

7）村松圭司，酒井誉，久保達彦，他：地域別将来人口・患者数分析ツールの開発および医療計画策定への応用．厚生の指標62（8）：1-5，2015

8）村松圭司，得津慶，大谷誠，他：保険者別の要介護者数および介護サービス受給者数の推計．厚生の指標66（8）：13-17，2019

9）村松圭司，松田晋哉，得津慶：具体的対応方針の検討を推進するためのフレームワーク開発に関する研究．平成30年度厚生労働行政推進調査事業費補助金（地域医療基盤開発推進研究事業）H28-医療-指定-029「医療機関の病床区分や人員配置等に関する研究」報告書．2019

10）守本陽一：「424病院の病床が減らされる！」の勘違い． https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/cadetto/column/morimon/201910/562566.html?n_cid=nbpnmo_twbn（2019年10月23日確認）