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特集 医療経済からみた病院経営
わが国財政と当面の社会保障改革
著者: 一松旬1
所属機関: 1財務省主計局(厚生労働第一)
ページ範囲:P.822 - P.826
文献購入ページに移動●わが国財政は容易ならざる状況にあったが,そこに新型コロナウイルス感染症への対応が加わった.
●社会保障は,わが国財政悪化の最大の要因であり,受益(給付)と負担の不均衡を是正する必要があるが,当面は医療分野の給付面の取組が中心となる.
●本稿では,当面の動きとして,全世代型社会保障改革(後期高齢者の患者負担割合のあり方,大病院への患者集中を防ぎかかりつけ医機能の強化を図るための定額負担の拡大),毎年薬価調査・毎年薬価改定そして地域医療構想の推進を取り上げる.
●社会保障は,わが国財政悪化の最大の要因であり,受益(給付)と負担の不均衡を是正する必要があるが,当面は医療分野の給付面の取組が中心となる.
●本稿では,当面の動きとして,全世代型社会保障改革(後期高齢者の患者負担割合のあり方,大病院への患者集中を防ぎかかりつけ医機能の強化を図るための定額負担の拡大),毎年薬価調査・毎年薬価改定そして地域医療構想の推進を取り上げる.
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