病院79巻12号

2020年12月発行

特集 2020年診療報酬改定から読む病院経営 【病院種別影響】2020年の評価と2022年の課題

地域包括ケア病棟協会—診療報酬改定と新型コロナウイルス感染症の影響

著者： 仲井培雄¹

所属機関： ¹一般社団法人地域包括ケア病棟協会

ページ範囲：P.940 - P.945

●200床未満の地域包括ケア病棟入院料・地域包括ケア入院医療管理料1・3を届け出る病院には，リハビリテーションの院内・地域内（訪問リハビリテーション）における充実が求められ，地域包括ケアシステムに寄り添う仕組みが整った．
●200床以上の地域包括ケア病棟入院料・地域包括ケア入院医療管理料2・4を届け出る病院には，リハビリテーションの充実（特にDPC対象病院）と地域医療構想に寄り添う役割が求められた．
●新型コロナウイルス感染症の流行により，多くの地域包括ケア病棟を有する病院の経営が悪化しているため，その感染対策を積極的に行う病院に寄り添う評価を要望している．

参考文献

1）仲井培雄：地域包括ケア病棟協会．病院 77：979-985, 2018

2）西村一志，仲井培雄：地域包括ケア病棟の概要．久保俊一，三上靖夫：回復期のリハビリテーション医学・医療テキスト，pp20-23, 医学書院，2020

3）一般社団法人地域包括ケア病棟協会：2019年度地域包括ケア病棟の機能等に関する調査【R1調査】．2019 https://chiiki-hp.jp/wp-content/uploads/2019/08/20190830_2019年度アンケート調査.pdf（2020年10月12日閲覧）

4）一般社団法人地域包括ケア病棟協会：令和2年度新型コロナウィルス感染拡大による病院経営状況緊急調査（R2緊急調査）速報．2020 https://chiiki-hp.jp/wp-content/uploads/2020/07/R2年度緊急調査結果速報.pdf.（2020年10月12日閲覧）