病院79巻8号

2020年08月発行

特集 病院総合医を活かす

地域包括ケア時代の病院医師に求められるもの

著者： 小泉俊三¹

所属機関： ¹一般財団法人東光会七条診療所

ページ範囲：P.580 - P.584

●地域包括ケア時代には，地域密着型病院の勤務医にも“地域を診る”視点が求められる．
●21世紀の“内科”には，持続可能な保健医療システムへのパラダイム転換が求められる．
●わが国の場合，家庭医と病院総合医とを“地域総合医”として一体的に定義すべきである．

参考文献

1）長谷川敏彦：ケアサイクル論—21世紀の予防・医療・介護統合ケアの基礎理論．社会保障研究 1：57-75，2016

2）一般社団法人日本専門医機構ホームページ https://jmsb.or.jp/sogo-dl/comprehensive_part180518rev2.pdf（2020年6月8日閲覧）

3）米国内科学会ホームページ https://www.acponline.org/about-acp/about-internal-medicine/sir-william-osler-and-internal-medicine（2020年6月8日閲覧）

4）Millis委員会報告（原文） https://www.aafpfoundation.org/content/dam/foundation/documents/who-we-are/cfhm/classicsfamilymedicine/GraduateEducationofPhysicians.pdf（2020年6月8日閲覧）

5）Wachter RM, Goldman L：The Emerging Role of “Hospitalists” in the American Health Care System. N Engl J Med 335：514-517, 1996

6）アルマ・アタ宣言（原文と対訳）． http://gwweb.jica.go.jp/km/FSubject0201.nsf/8f7bda8fea534ade49256b92001e9387/11a8eae10f9f8af849256ddc000a1213?OpenDocument（2020年6月8日閲覧）

7）アスタナ宣言 https://www.who.int/docs/default-source/primary-health/declaration/gcphc-declaration.pdf?sfvrsn=380474fa_22（2020年6月8日閲覧）

8）小泉俊三：総合診療の必要性：歴史的・社会的背景．日内会誌92：2319-2325，2003

9）松村真司（企画）：（特集）総合診療の“夜明け”—キーマンが語り尽くした「来し方，行く末」．総合診療27：20-78，2017

10）小泉俊三：病院総合医（日本型ホスピタリスト）の現状と近未来像—実践を基盤とした総合内科医として．日内会誌100：3687-3693，2011