文献詳細
文献概要
特集 選択と集中で生き残る病院
日本の中小病院の推移と現状
著者: 今村英仁1
所属機関: 1公益財団法人慈愛会
ページ範囲:P.668 - P.672
文献購入ページに移動●現在約8,400ある日本の病院の約7割が200床未満の中小病院である.
●毎年漸減(100床未満の病院数と200床以上の病院数),漸増(100床以上200床未満の病院数)しており,個々の病院では統廃合,アップサイジング,病院から診療所への転換を含むダウンサイジング,廃院などが行われている.
●中小病院の多くは,自院の機能や必要性に合わせて,さまざまな団体に所属して自院のあり方を検討している.
●毎年漸減(100床未満の病院数と200床以上の病院数),漸増(100床以上200床未満の病院数)しており,個々の病院では統廃合,アップサイジング,病院から診療所への転換を含むダウンサイジング,廃院などが行われている.
●中小病院の多くは,自院の機能や必要性に合わせて,さまざまな団体に所属して自院のあり方を検討している.
参考文献
1)泉田信行:病床の地域配分の実態と病床規制の効果.社会保障研究39:164-173,2003 http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/17081608.pdf
2)前田由美子:病床数の地域差の背景と課題.日医総研ワーキングペーパーNo.380,日本医師会総合政策研究機構,2017
3)伊関友伸:わが国の病院を再生するために何が必要なのか—新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえて.病院79:502-507,2020
4)松田晋哉:新型コロナウイルス感染症を契機に地域医療構想の意義をとらえ直す.週間医学界新聞3380号(2020年7月20日)
5)松田晋哉:地域医療構想のデータをどう活用するか.医学書院,2020
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