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1953年の病院管理の課題
著者: 橋本寬敏 千種峯藏 尾村偉久 吉田幸雄 守屋博 島內武文 小西宏
所属機関:
ページ範囲:P.2 - P.7
文献購入ページに移動終戰後,現われた病院管理改善運動は日本の醫界に起つた未曾有の新しい出來事である。僅か3—4年の間に,兎に角,こゝまで來たが,今年も前進を續けたい。前途には困難が多い。隘路もある。しかしここまで來たのだから,後ろを振り向いて逆戻りなどしないで,元氣を出して進みたい。
最初は強いられた變革の一つのように白眼視する人々もあつたが,明治時代以來醫科には秀才が集まつたのだから,さすがに明敏な人々も多く,病院醫療の意義,病院管理の重要性を理解して,早くも斯の運動の先頭を切り,熱狂的だとも評される院長も少くない。そして歐米追從でなく,獨創的の計畫を以て,進路を切り開こうとする意欲が盛になつて來た。
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