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文献詳細

雑誌文献

病院8巻5号

1953年05月発行

文献概要

病院小史

越後府病院印

著者: 家田三郞

所属機関:

ページ範囲:P.47 - P.47

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 日本で病院と云う名称が用いられたのはいつ頃からか,文献上,明治維新後の事であろうか,と考えている。独逸語のクランケンハウスの訳語か何かから出たのではなかろうか,施薬院,養生所,其他何々館と云う名称は古くから認められるが明治元年に藤堂邸を大病院となしたと云うところから病院という文字が発足した様に考える。
 施薬院とか養生所等は恐らくは病人を入院せしめず,ポツクリ的なものと思われ享保6年に幕府の作つた養生所は官立の始めとか云われているが町医とか御番医とかの数人がかわるがわる出仕していたもので,広い意味のオープンシステムと云うことが出来るし,そうするとオープンシステムは独制的にも日本に存在したことにもなる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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