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特集 地域医療構想を踏まえた病院機能の選択 総論
地域医療構想の現状と課題
著者: 鈴木健彦1
所属機関: 1厚生労働省医政局地域医療計画課
ページ範囲:P.16 - P.21
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現在,わが国は世界でも類を見ない高齢化が進み,団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が75歳になる2025年には,75歳以上の高齢者(後期高齢者)が2000万人以上になる一方,15〜64歳の生産年齢人口が減少することが予測されている.この高齢化については,2025年までに75歳以上人口が減少する市町村もあり,地域の状況に差があるのが現状である.こうしたことから,2014年の医療法改正により,2025年の超高齢社会を見据えて,各地域において質が高く効率的な医療提供体制を構築するため,都道府県は医療計画の一部として「地域医療構想」を策定することとなり,現在,各地域において地域医療構想の実現に向けた取組が進められているところである(図1).
現在,わが国は世界でも類を見ない高齢化が進み,団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が75歳になる2025年には,75歳以上の高齢者(後期高齢者)が2000万人以上になる一方,15〜64歳の生産年齢人口が減少することが予測されている.この高齢化については,2025年までに75歳以上人口が減少する市町村もあり,地域の状況に差があるのが現状である.こうしたことから,2014年の医療法改正により,2025年の超高齢社会を見据えて,各地域において質が高く効率的な医療提供体制を構築するため,都道府県は医療計画の一部として「地域医療構想」を策定することとなり,現在,各地域において地域医療構想の実現に向けた取組が進められているところである(図1).
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