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連載 事例と財務から読み解く 地域に根差した中小病院の経営・30
社会医療法人ささき会 藍の都脳神経外科病院—脳卒中治療を軸とした医療・介護の垂直統合を実現する病院
著者: 深澤宏一1
所属機関: 1独立行政法人福祉医療機構 経営サポートセンター リサーチグループ
ページ範囲:P.1007 - P.1011
文献購入ページに移動 社会医療法人ささき会が運営する藍の都脳神経外科病院(以下,同院)がある大阪市鶴見区(以下,同区)は,大阪市の最東部に位置する人口約11万人の行政区である.地域医療情報システム1)によると,同区では今後も大幅な人口減少はなく,そのため医療・介護の需要も2040年に向けて全国平均を超えて伸びていく見込みである.
同院では,脳神経外科領域を中心とした急性期から在宅までの医療・介護の垂直統合モデルを構築し,ニッチな需要を取り込んで発展してきた.本稿では80床という限られた病床を最大限活用した同院の経営戦略を見ていく.
同院では,脳神経外科領域を中心とした急性期から在宅までの医療・介護の垂直統合モデルを構築し,ニッチな需要を取り込んで発展してきた.本稿では80床という限られた病床を最大限活用した同院の経営戦略を見ていく.
参考文献
1)地域医療情報システム(大阪市鶴見区) https://jmap.jp/cities/detail/city/27124
2)病床機能報告 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055891.html
3)新型コロナウイルス感染症対応を踏まえた 今後の医療提供体制の構築に向けた考え方 https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000705708.pdf
4)地域医療構想による2025年の病床の必要量 https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/17/dl/2-07.pdf
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