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文献詳細

雑誌文献

病院80巻2号

2021年02月発行

文献概要

特別記事

Power BIを用いた病床機能報告データの可視化—地域医療構想の議論活性化を目的として(前編)

著者: 今村英香1

所属機関: 1産業医科大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.154 - P.161

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■はじめに
 DPC公開データ,病床機能報告など,地域医療の在り方やそれを踏まえた上で自院の機能を考えるための有用なデータが数多く公開されている.しかしながら,これらのデータは大規模化しており,迅速な集計およびグラフなどを用いた可視化が,ExcelやAccessでは難しくなっている.他方で,QlikViewやTableauなどの有料のソフトは価格が高く,個人ユーザーがそれらを購入して分析に活用することも容易ではない.
 そこで本稿では,無料の範囲内でこれらのデータを容易に可視化できるBI(Business Intelligence)ツールであるMicrosoft Power BIⓇ 1)(ここではPower BI Desktopを指す)の紹介を,実際に病床機能報告のデータを用いた分析例を示しながら行う.具体的には,二次医療圏における各病院の「入院経路・退院経路別患者割合」のグラフ化,そして病床機能区分ごとの各病院の「病床利用率・平均在院日数」のグラフ化の実際を例示する.
 今回はデータの取り込みまでを解説する.

参考文献

1)Microsoft:Power BI https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/
2)厚生労働省:病床機能報告. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055891.html
3)Microsoft:Power BI Desktop でのリレーションシップの作成と管理. https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-bi/transform-model/desktop-create-and-manage-relationships

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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