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特集 働き方改革のための生産性向上 生産性を上げるための健康経営の考え方と病院事例
病院が健康経営を行う意義
著者: 髙田昌実1
所属機関: 1医療法人玉昌会
ページ範囲:P.407 - P.409
文献購入ページに移動わが国は少子超高齢社会を迎え,人類が初めて経験する人生100年時代に到達した.時代の変化に伴い人々の勤労期間は長期化し,働く人々の健康状態が事業の活動性や生産性に与える影響は大きくなり,健康のマネジメントに関する考え方にも変化が求められる.また,医療・介護業界も2040年に向けて大きな時代の変革を迎えようとしている.そのような多世代の共生が重要視される社会において,われわれ玉昌会グループ(以下,当グループ)は,社会の一員として地方創生に寄与したいと考えている.そして,地域包括ケアシステムによって実現する地域共生社会と共に,健康を維持する社会の構築は,地域においてわれわれに求められる大きな役割であると捉えている.
本稿では,当グループの基本理念である「いつまでも健やかに…わたしたちの願いです」を基に行った健康経営への取り組みについて紹介する.
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