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文献詳細

雑誌文献

病院80巻5号

2021年05月発行

文献概要

特集 働き方改革のための生産性向上 薬剤師と管理栄養士の生産性向上

薬剤師の生産性を向上させる

著者: 川上純一12 青野浩直2

所属機関: 1一般社団法人日本病院薬剤師会 2浜松医科大学医学部附属病院薬剤部

ページ範囲:P.433 - P.436

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■薬剤師に期待されるタスク・シフティング
 近年では,病院薬剤師・薬剤部門が担う業務は拡充しており,病院経営・管理や医療の質・安全性向上への役割が期待される.調剤・製剤・医薬品管理・医薬品情報管理などの薬剤部内業務,入院患者への薬剤管理指導・病棟薬剤業務,外来がん薬物療法などでの患者指導や入退院時支援などに加えて,感染対策・抗菌薬適正使用,医療安全,医薬品の安定確保など,病院における主軸の機能を担うようになりつつある.
 また,厚生労働省の「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」が2020年12月に取りまとめた「議論の整理の公表について」において,薬剤師が現行制度の下で実施可能な業務が表1の通りに示されている1)

参考文献

1)厚生労働省医政局医事課:医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会.別添2「現行制度の下で実施可能な業務について」(2020年12月23日)
2)厚生労働省医薬・生活衛生局総務課長:調剤業務のあり方について.薬生総発0402第1号(2019年4月2日)
3)日本病院薬剤師会:病院診療所薬剤師業務のあり方に関する検討会,答申書「調剤業務のあり方について」.(2019年7月11日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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