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文献詳細

雑誌文献

病院80巻7号

2021年07月発行

文献概要

特集 地域包括ケア時代における病院の在宅への関わり方 病院タイプ別の在宅支援のあり方

都市部における急性期病院の在宅支援のあり方

著者: 荒井好範1

所属機関: 1社会医療法人財団 仁医会 牧田総合病院

ページ範囲:P.591 - P.594

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■はじめに
 急性期病院の在宅への関わり方は大きく「かかりつけ医の支援」「急性期病院が自ら行っている在宅医療」の2つに分けられる.急性期病院の大きな役割である「かかりつけ医の支援」は至ってシンプルで,地域包括ケアシステムを構築する上での急性期病院としての医療の役割分担,すなわち救急医療,入院,専門的・集中医療を行うことである.しかし,現実には近隣の医療機関との連携・協力がうまく行かないことが問題となっている.一方,「急性期病院が自ら行っている在宅医療」として急性期病院だからこそできる在宅医療も少なからず存在する.
 社会医療法人仁医会(以下,当法人)は急性期医療から在宅医療まで提供して地域医療を展開しているが,2021年2月に当法人の中核である牧田総合病院(以下,当院)は大田区内の大森から蒲田に移転した.都市部だからこその課題もあり,本稿では当法人がどのように在宅支援を行っているかを述べたいと思う.

参考文献

1)東京都福祉保健局:令和元年度第1回東京都救急医療対策協議会資料5「東京都における救急搬送及び東京ルールの運用状況」(令和2年3月25日)
2)安田冬彦,宮前伸啓,木下高之介,他:病院前情報から抽出した不応需因子の検討—不応需事例にどう対処すべきか.日救急医会誌27:71-79,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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