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特集 データヘルスで変わる病院 データヘルスの潮流——海外の事例から
ドイツの治療用アプリ政策から考える日本の課題
著者: 川崎真規1
所属機関: 1株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 ヘルスケア・事業創造グループ
ページ範囲:P.707 - P.709
文献購入ページに移動しかし,上記から6年以上経過した現在,残念ながら,わが国において「SaMDラグ」が生じている.これは,2020年10月の政府会議において,株式会社MICIN桐山瑤子医師が,AIやMachine Learningで開発されたSaMDの日米承認品目数の比較に基づき,日本の承認品目数の少なさを示し指摘したものである2).そして,当該会議に出席していた河野太郎大臣は,「世界で高齢化がこれだけ進んでいる国はほかにないと言われている日本が,本来こういう分野で先進的な商品を出して,世界をリードしていかなければいけない」と言及した2).
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