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文献詳細

雑誌文献

病院80巻8号

2021年08月発行

文献概要

特集 データヘルスで変わる病院 データヘルスの潮流——海外の事例から

台湾における医療データ活用

著者: 河合基伸1

所属機関: 1日経BP 日経デジタルヘルス

ページ範囲:P.719 - P.721

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■マスク配布システムに注目が集まる
 新型コロナウイルス感染症が世界で猛威を振るい始めた2020年初期の段階で,台湾の「マスク配布システム」が注目を集めたことは記憶に新しい.マスクの在庫データをネット上に公開するとともに,ICカード(健康保険カード)の提示でマスクを購入できるようにし,住民に広くマスクが行き渡る基盤を整えた.マスク購入のために長蛇の列ができていた日本と比べて,台湾がITを活用して効果を上げていることを強く印象付ける出来事だった.
 マスク配布システムで注目が集まる前から,台湾は行政サービスにITを積極的に活用してきた.医療分野もその1つである.本稿では,新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう前に現地で取材した情報を基に,台湾における医療データ活用の状況を報告する1,2)

参考文献

1)河合基伸:医療データを一元管理する台湾,検査画像の収集も始まる.日経クロステック.2019年6月27日
2)河合基伸:データ活用で質の高い医療を,他の病院との差異化を図る.日経クロステック.2019年7月9日

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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