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連載 これからの病院経営の考え方・8
コロナ禍で考える紹介率と逆紹介率—外来機能報告制度に関連して
著者: 小松本悟1
所属機関: 1足利赤十字病院
ページ範囲:P.74 - P.79
文献購入ページに移動 コロナ禍による外来受診控えなどにより,地域の医療機関では紹介患者数が激減している.さらに,医療機関は新型コロナウイルス感染患者受け入れによる診療で疲弊してきている.また,医療機関が診るべきコロナ感染以外の患者が,医療機関受診の機会損失に遭遇している.
コロナ禍だからこそ,患者の外来受診控えに対して,医療機関は病診連携をさらに強固にし,コロナ感染以外の患者も安心して受診できる院内体制の構築を図っていることをアピールすべきである.そして紹介患者,新規患者獲得のための戦略を策定しなければならない.また,コロナ感染がいつまで続くか不透明であり,コロナ後を迎えたとしても,患者の受診様態は元に戻ることはないと思われる.われわれがこれまで進めてきた地域医療構想の策定,地域における医療機関の間における診療の相互協力,診療科の再編・統合を,今こそ加速させるべきではないだろうか.
コロナ禍だからこそ,患者の外来受診控えに対して,医療機関は病診連携をさらに強固にし,コロナ感染以外の患者も安心して受診できる院内体制の構築を図っていることをアピールすべきである.そして紹介患者,新規患者獲得のための戦略を策定しなければならない.また,コロナ感染がいつまで続くか不透明であり,コロナ後を迎えたとしても,患者の受診様態は元に戻ることはないと思われる.われわれがこれまで進めてきた地域医療構想の策定,地域における医療機関の間における診療の相互協力,診療科の再編・統合を,今こそ加速させるべきではないだろうか.
参考文献
1)第8次医療計画の策定に関する検討会:医療計画の策定・外来機能報告に向けて,令和3年6月18日,医療計画検討会資料,2021 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_127276_00005.html
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