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文献詳細

雑誌文献

病院81巻4号

2022年04月発行

文献概要

特集 ポストコロナを見据えた公立・公的病院と民間病院の役割分担 総論

公立・公的病院と民間病院の役割分担論について

著者: 島崎謙治1

所属機関: 1国際医療福祉大学大学院

ページ範囲:P.304 - P.310

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 編集部からの依頼は,公立・公的病院と民間病院の役割分担について考察してほしいということである.しかし,結論から先にいえば,公・民の役割分担を議論することにさほど意味はない.また,役割分担というと共存共栄というイメージを抱きがちであるが,歴史的には「鎬を削る」争いであった.本稿では,わが国の病院の設立主体に関する歴史的経緯等について解説した上で,地域医療構想の進め方,公立病院改革および医療法人をめぐる政策課題について論じる1〜3),注1

参考文献

1)島崎謙治:日本の医療—制度と政策〔増補改訂版〕.東京大学出版会,2020
2)厚生省五十年史編集委員会:厚生省五十年史.厚生問題研究会,1988
3)伊関友伸:自治体病院の歴史—住民医療の歩みとこれから.三輪書店,2014
4)全国厚生農業協同組合連合会:協同組合を中心とする日本農民医療運動史.全国厚生農業協同組合連合会,1968,pp436-462
5)厚生省医務局:医制百年史.ぎょうせい,1976,p437
6)島崎謙治:社会保障法判例.季刊社会保障研究195:439-447,2012
7)伊原和人,神野正博,松田晋哉,梶本 章:新春座談会 ウイズコロナ・アフターコロナの医療政策(下).社会保険旬報 2843:10-21,2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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