文献詳細
文献概要
特集 ポストコロナを見据えた公立・公的病院と民間病院の役割分担 利用者サイドの視点から
コロナ患者受入れデータから振り返る公立・公的病院と民間病院の役割分担—経営コンサルタントの立場から
著者: 佐藤貴彦1
所属機関: 1グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン JHAstis事業担当
ページ範囲:P.344 - P.347
文献購入ページに移動寄せては返す流行の波に揉まれる病院経営者と意見を交わし,急性期病院の弊社DPCデータベースから,全国の医療機関の病床稼働状況を見ると,コロナ禍の経営の舵取りの難しさを痛感する.初の緊急事態宣言(2020年4〜5月)下で予定手術の延期やコロナ以外の感染症の激減,そして不急の受診控えで全国的に病床が空き,以降は徐々に入院患者を取り戻す傾向にあるものの,コロナ禍前(2019年度)の水準に達する病院は一握りだ.
掲載誌情報