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文献概要
特集 選定療養・評価療養制度のこれから 高度医療をどのように医療制度の中で評価するのか
病院の外来機能に関する考察
著者: 尾形裕也1
所属機関: 1九州大学
ページ範囲:P.600 - P.603
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近年のわが国の医療政策において,外来機能報告を中心とする外来医療をめぐる改革が始動している.こうした改革は,医療提供サイドと医療保険サイドの議論が関連する形で進められている.初めにこうした近年の改革の動向を整理しておこう.
まず,医療提供サイドでは,2018年の医療法改正において,外来医療機能の偏在・不足等に対応するため,都道府県が外来医療計画を作成することになった.わが国の外来医療については,先進諸国の中でも1人当たり受診回数が多いことが知られている.このことは医療へのアクセスの良さを示している一方で,本当に効率的・効果的な受診となっているかが問われている.しかしながら,地域医療構想調整会議においても,外来機能を含めた議論については低調な状況にある.
近年のわが国の医療政策において,外来機能報告を中心とする外来医療をめぐる改革が始動している.こうした改革は,医療提供サイドと医療保険サイドの議論が関連する形で進められている.初めにこうした近年の改革の動向を整理しておこう.
まず,医療提供サイドでは,2018年の医療法改正において,外来医療機能の偏在・不足等に対応するため,都道府県が外来医療計画を作成することになった.わが国の外来医療については,先進諸国の中でも1人当たり受診回数が多いことが知られている.このことは医療へのアクセスの良さを示している一方で,本当に効率的・効果的な受診となっているかが問われている.しかしながら,地域医療構想調整会議においても,外来機能を含めた議論については低調な状況にある.
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