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特集 病院給食の新しいカタチ 総論
厨房業務の現場からみた病院給食の課題と対応策
著者: 渡辺正幸1
所属機関: 1一般社団法人上尾中央医科グループ協議会 部門支援本部 栄養部
ページ範囲:P.670 - P.672
文献購入ページに移動病院給食運営関係制度は,「健康増進法」「食品衛生法」「医療法」の3制度である.健康増進法では,国民の健康維持・増進,生活習慣病・フレイル予防を目的に厚生労働省より示される「日本人の食事摂取基準」に沿い,性・年齢別に摂取すべきエネルギーおよび各栄養素を考慮した献立作成能力が求められる.さらに調理を行う際,食品衛生法により示されるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points)を基にした,厳格な衛生管理の下,仕込み・調理・盛り付け・食器洗浄作業が実施される.また委託運営(直営運営でも同様)を行う場合,医療法にて,それぞれの疾病に対する経験(理解)・知識・技術が求められる(表1,2).このように,病院給食を運営するには,管理栄養士・栄養士・調理師と複数の優秀な資格者配置を必要とし,関わる3制度により作成が必要な書類も多い.また朝食調理から夕食後洗浄終了まで,給食部門の稼働は長時間であり,労務管理が難しい部門でもある.
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