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特集 病院給食の新しいカタチ 食事療法としての病院給食/臨床栄養管理
教育カリキュラム改正で変わった管理栄養士の役割—新しい管理栄養士の病棟栄養管理と厨房運営
著者: 渡邉啓子1
所属機関: 1中村学園大学栄養科学部栄養科学科
ページ範囲:P.683 - P.688
文献購入ページに移動管理栄養士の養成制度は栄養士法改正とともに変遷してきた.管理栄養士制度は1962(昭和37)年栄養士法改正により設立され,管理栄養士国家試験開始の1985年および2000(平成12)年の栄養士法の一部改正(以後,2000年改正)を経て現在に至る.2000年改正に際しては,1997年8月より,新しい時代が求める栄養士像の形成に向けて,「21世紀の管理栄養士等あり方検討会」(座長:故 細谷憲政・東京大学名誉教授)を開催し,管理栄養士の業務内容,養成のあり方,国家試験,生涯教育のあり方などについて検討の必要性が示された.検討の具体的な背景として次の3点が挙げられている.
①生活習慣病対策が国民の健康問題の大きな課題となっており,生活習慣病の発症と進行を防ぐためには,生活習慣の改善,なかでも食生活改善が重要であること.
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