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文献詳細

雑誌文献

病院81巻8号

2022年08月発行

文献概要

特集 病院給食の新しいカタチ 食事療法としての病院給食/臨床栄養管理

教育カリキュラム改正で変わった管理栄養士の役割—新しい管理栄養士の病棟栄養管理と厨房運営

著者: 渡邉啓子1

所属機関: 1中村学園大学栄養科学部栄養科学科

ページ範囲:P.683 - P.688

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■管理栄養士養成カリキュラム改正の経緯
 管理栄養士の養成制度は栄養士法改正とともに変遷してきた.管理栄養士制度は1962(昭和37)年栄養士法改正により設立され,管理栄養士国家試験開始の1985年および2000(平成12)年の栄養士法の一部改正(以後,2000年改正)を経て現在に至る.2000年改正に際しては,1997年8月より,新しい時代が求める栄養士像の形成に向けて,「21世紀の管理栄養士等あり方検討会」(座長:故 細谷憲政・東京大学名誉教授)を開催し,管理栄養士の業務内容,養成のあり方,国家試験,生涯教育のあり方などについて検討の必要性が示された.検討の具体的な背景として次の3点が挙げられている.
①生活習慣病対策が国民の健康問題の大きな課題となっており,生活習慣病の発症と進行を防ぐためには,生活習慣の改善,なかでも食生活改善が重要であること.

参考文献

1)厚生労働省:管理栄養士・栄養士養成施設カリキュラム等に関する検討会報告書について(平成13年2月5日).2001 https://www.mhlw.go.jp/www1/shingi/s0102/s0205-1_11.html
2)厚生労働省:21世紀の管理栄養士等あり方検討会報告書について(平成10年6月8日).1998 https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/1006/h0608-1.html
3)中村丁次:管理栄養士養成施設の新カリキュラムに期待すること.臨床栄養98:657-660,2001
4)特定非営利活動法人日本栄養改善学会:平成29年度管理栄養士専門分野別人材育成事業「教育養成領域での人材育成」報告書(平成30年3月).2018 http://jsnd.jp/img/H29_houkoku_teisei.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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