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特集 社会保障制度の未来から読む病院経営 病院の視点から
公的病院の在り方—公か民かの不毛な議論を超えて
著者: 副島秀久1
所属機関: 1済生会熊本病院 医療情報調査分析研究所
ページ範囲:P.46 - P.47
文献購入ページに移動■はじめに
高齢化,若年人口減,増大する政府債務,伸びない所得,温暖化やウクライナ情勢による物価高騰など,わが国の内外環境は厳しさを増している.こうした不透明な状況下においては社会保障制度の持続可能性も危うくなる.限られた資源を今まで以上に有効に使うという意味で,地域医療構想や医療計画,診療報酬制度なども修正を迫られることになろう.さらに現在進行中の,外来機能再評価やかかりつけ医機能,働き方改革などの議論も視野に入れておく必要がある.現状のままでは社会保障のレベルを下げざるを得ないことも社会全体で再認識すべきだろう.
高齢化,若年人口減,増大する政府債務,伸びない所得,温暖化やウクライナ情勢による物価高騰など,わが国の内外環境は厳しさを増している.こうした不透明な状況下においては社会保障制度の持続可能性も危うくなる.限られた資源を今まで以上に有効に使うという意味で,地域医療構想や医療計画,診療報酬制度なども修正を迫られることになろう.さらに現在進行中の,外来機能再評価やかかりつけ医機能,働き方改革などの議論も視野に入れておく必要がある.現状のままでは社会保障のレベルを下げざるを得ないことも社会全体で再認識すべきだろう.
参考文献
1)地域の医療と介護を知るために—わかりやすい医療と介護の制度・政策 第3回日本の医療制度の特徴は,その歴史から生まれた(その1)—明治時代における日本の医療制度と病院.厚生の指標63(11):50-54,2016
2)総務省自治財政局準公営企業室:公立病院の現状について. https://www.soumu.go.jp>main_content
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