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連載 事例と財務から読み解く 地域に根差した中小病院の経営・37
医療法人社団医修会 大川原脳神経外科病院—医経分離による取り組みで経営改善し,地域の信頼も取り戻した病院
著者: 髙橋佑輔1
所属機関: 1独立行政法人福祉医療機構 経営サポートセンター リサーチグループ
ページ範囲:P.74 - P.80
文献購入ページに移動 大川原脳神経外科病院(以下,同院)は,北海道室蘭市にある137床の病院である.脳神経外科を主たる標榜科目に掲げ,脳卒中ケアユニット(以下,SCU),一般急性期病棟,回復期リハビリテーション病棟,障害者施設等一般病棟を有し,高度急性期から慢性期までを担う.
21圏域ある北海道の二次医療圏のうち,室蘭市の属する西胆振医療圏(以下,同医療圏)注1は3市3町から構成され,人口密度は130.3人/km2と21圏域中3番目に高いが,面積は1,356km2と2番目に小さく,人口は176,787人と北海道の総人口の3.4%である.かつては鉄鋼などの基幹産業で興隆したが,今日では人口が減少し,老齢人口の割合は年々上昇している.
21圏域ある北海道の二次医療圏のうち,室蘭市の属する西胆振医療圏(以下,同医療圏)注1は3市3町から構成され,人口密度は130.3人/km2と21圏域中3番目に高いが,面積は1,356km2と2番目に小さく,人口は176,787人と北海道の総人口の3.4%である.かつては鉄鋼などの基幹産業で興隆したが,今日では人口が減少し,老齢人口の割合は年々上昇している.
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