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特集 人を活かす病院経営—地域で病院の存在意義を発揮するために 事例
公立病院改革から生まれた「人を活かす」組織開発
著者: 島田和幸1
所属機関: 1地方独立行政法人新小山市民病院
ページ範囲:P.1088 - P.1091
文献購入ページに移動当院は,10年前は累積欠損を抱え,公立病院改革の対象として,2013年に経営形態を市立病院から地方独立行政法人に変更した.独法化前後で,本院のさまざまな課題とその改善策について,先進病院や経営コンサルタントから多くを学び,それらを職員が一丸となって実践した.結果として,独法化初年度から黒字(医業[=営業]収支)を達成し,それは現在まで10年間連続している1).独法化4年目には病院の新築移転も果たした.病床数は300床(一般7対1:246床,地域包括ケア:39床,HCUおよびSCU:15床),医師数77人,職員数708人の中規模病院である.
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