文献詳細
特集 人を活かす病院経営—地域で病院の存在意義を発揮するために
事例
文献概要
■経営健全化
当院は,10年前は累積欠損を抱え,公立病院改革の対象として,2013年に経営形態を市立病院から地方独立行政法人に変更した.独法化前後で,本院のさまざまな課題とその改善策について,先進病院や経営コンサルタントから多くを学び,それらを職員が一丸となって実践した.結果として,独法化初年度から黒字(医業[=営業]収支)を達成し,それは現在まで10年間連続している1).独法化4年目には病院の新築移転も果たした.病床数は300床(一般7対1:246床,地域包括ケア:39床,HCUおよびSCU:15床),医師数77人,職員数708人の中規模病院である.
当院は,10年前は累積欠損を抱え,公立病院改革の対象として,2013年に経営形態を市立病院から地方独立行政法人に変更した.独法化前後で,本院のさまざまな課題とその改善策について,先進病院や経営コンサルタントから多くを学び,それらを職員が一丸となって実践した.結果として,独法化初年度から黒字(医業[=営業]収支)を達成し,それは現在まで10年間連続している1).独法化4年目には病院の新築移転も果たした.病床数は300床(一般7対1:246床,地域包括ケア:39床,HCUおよびSCU:15床),医師数77人,職員数708人の中規模病院である.
参考文献
1)島田和幸:中核病院の“標準装備”を整え,黒字化 さらにその先へ.病院羅針盤 210:4-9,2022
2)島田和幸:対話と共創のオンリーワンホスピタルを目指して.病院羅針盤221:23-28,2022
3)新小山市民病院10周年記念誌,2023 https://tochigi.hospital-shinoyama.jp/10anniversary/
4)島田和幸:コーチングで「自走する組織」,真の黒字化へ.日経ヘルスケア405:44-45,2023
5)島田和幸:次なるステップに向けボトムアップの組織をさらに成熟させる.最新医療経営PHASE3 465:1-3,2023
6)島田和幸:職員が「自分は主役」を意識 一人ひとりの自立性高める.最新医療経営PHASE3 454:18-19,2022
掲載誌情報