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実践報告
新型コロナ対応を踏まえた医療計画(地域医療構想)策定に向けて—愛知県での取り組み
著者: 廣澤友也1 伊藤健一1 浦田士郎1
所属機関: 1愛知県医師会地域医療政策研究委員会
ページ範囲:P.157 - P.161
文献購入ページに移動2021(令和3)年5月に医療法が改正され,新興感染症感染拡大時における医療提供体制の確保について,第8次医療計画より記載することとなった.各二次医療圏では医療関係者や行政関係者の間であらかじめ議論し,必要な準備を行うことが求められている.愛知県では毎年,「地域医療構想の進め方に関する研修会」を行っており,令和3年度は新型コロナウイルス感染症(以下,新型コロナ)への対応の経験を踏まえ,各二次医療圏を代表する医師会長や病院長などの医療関係者と,保健所長や感染症担当職員などの行政関係者が一つのテーブルを囲んで議論する場を設けた.
本稿では,主に,研修会の実施方法と議論された内容の一部を報告する.新型コロナ対応の最前線で現場を取り仕切っている人々のリアルな叡智が集まっており,第8次医療計画策定に向けた貴重な覚え書きとなっていると考えられる.
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