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特集 これからの重症度,医療・看護必要度 現場での活用方法と課題
重症度,医療・看護必要度を用いた回復期リハビリテーション病棟マネジメントの実際と課題—重症者の増加にどう対応するか
著者: 橋本茂樹1
所属機関: 1札幌渓仁会リハビリテーション病院
ページ範囲:P.225 - P.230
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今後,さらに高齢化が進むと同時に,地域医療構想の下で回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)はさらに増える状況にある.すでに回復期リハ病棟の入棟患者は高齢化してきており,それによって認知症患者の増加,多疾患を合併症としてもつ患者の入棟が増えている.そこに加えて回復期リハ病棟の2022年の診療報酬で重症患者の入院比率がさらに上がり40%になった.重症患者の増加にて病棟運営は混乱し,スタッフは疲弊してしまう状況にある.この状況下でどのように,回復期リハ病棟を運営していくか,ここで議論したい.
今後,さらに高齢化が進むと同時に,地域医療構想の下で回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)はさらに増える状況にある.すでに回復期リハ病棟の入棟患者は高齢化してきており,それによって認知症患者の増加,多疾患を合併症としてもつ患者の入棟が増えている.そこに加えて回復期リハ病棟の2022年の診療報酬で重症患者の入院比率がさらに上がり40%になった.重症患者の増加にて病棟運営は混乱し,スタッフは疲弊してしまう状況にある.この状況下でどのように,回復期リハ病棟を運営していくか,ここで議論したい.
参考文献
1)医療法人渓仁会グループ https://www.keijinkai.com
2)厚生労働省:告示第55号 回復期リハビリテーションを要する状態及び算定上限日数(2022年度改定・別表第9の2).
3)保医発第03005002号別添6別紙21
4)千野直一,椿原彰夫,園田茂,他(編著):脳卒中の機能評価—SIASとFIM〔基礎編〕.金原出版,2012
5)宮井一郎:part2 実態調査報告—全国実態調査からみる2020年度診療報酬改定.回復期リハビリテーション72:18-27,2020
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