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文献詳細

雑誌文献

病院82巻3号

2023年03月発行

文献概要

特集 これからの重症度,医療・看護必要度 現場での活用方法と課題

地域包括ケア病棟での重症度,医療・看護必要度の活用の実際

著者: 石川賀代12 田渕典子2

所属機関: 1地域包括ケア病棟協会 2社会医療法人石川記念会 HITO病院

ページ範囲:P.231 - P.234

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■はじめに
 2014年に創設された地域包括ケア病棟(以下,地ケア病棟)は,急激に進む社会の高齢化の中で,地域の患者像の変化に対応し,地域包括ケアシステムを支える,①急性期からの受け入れ(ポストアキュート:PA),②緊急時の受け入れ(サブアキュート:SA),③在宅・生活復帰支援という3つの役割を有している.この3年間,COVID-19の感染拡大により,地ケア病棟のあり方が大きく変化しつつある中での,2022年度の診療報酬改定は,その3つの機能のバランスが重要であることが示された改定となった.
 HITO病院(以下,当院)は,地ケア病棟入院料2を届け出ており,53床を運用する急性期ケアミックス型である.2022年度の診療報酬改定により,自院のPA受け入れが6割未満の制限もあり,患者の状態に応じた病棟の選択を重視し運用している.また,重症度,医療・看護必要度を多職種の退院支援に活用できるツールとして実践してきた.
 本稿では,その実際を紹介する.

参考文献

1)筒井孝子:ナーシング・トランスフォーメーション—看護必要度によるリスキリング.日本ヘルスケアテクノ,2022
2)筒井孝子:最新 看護必要度 マンガでわかる(2022年度診療報酬改定対応).ヴェクソンインターナショナル,2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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