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文献概要
特集 生き残りをかけた病院の事業連携・統合—多様化する手法 事業連携・統合事例
小規模病院が事業譲受によって獲得した経営安定性の向上
著者: 志田知之1
所属機関: 1医療法人天心堂 志田病院
ページ範囲:P.403 - P.406
文献購入ページに移動■はじめに
医療法人天心堂志田病院(以下,当院)は2017年末まで48床であったが,病床が少ない中,回復期リハビリテーション機能とともに在宅療養支援病院としての機能を担っていた.28床と20床の2病棟体制であったため,病床の効率的な利用は非常に困難であった.当院は病床過剰地域にあるため長年増床が叶わず,病床種別の小変更を繰り返しつつ,グループホームなどの小規模介護保険施設を併設するなど,苦肉の策で対応していたが,根本的な解決とはなり得なかった.そんな中,近隣にあった当院と同じ規模の病院の事業譲渡を受け,2019年に念願の増床が実現した.そのことにより,地域の中で当院が果たすべき役割をこれまで以上に担うことが可能となった.
医療法人天心堂志田病院(以下,当院)は2017年末まで48床であったが,病床が少ない中,回復期リハビリテーション機能とともに在宅療養支援病院としての機能を担っていた.28床と20床の2病棟体制であったため,病床の効率的な利用は非常に困難であった.当院は病床過剰地域にあるため長年増床が叶わず,病床種別の小変更を繰り返しつつ,グループホームなどの小規模介護保険施設を併設するなど,苦肉の策で対応していたが,根本的な解決とはなり得なかった.そんな中,近隣にあった当院と同じ規模の病院の事業譲渡を受け,2019年に念願の増床が実現した.そのことにより,地域の中で当院が果たすべき役割をこれまで以上に担うことが可能となった.
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