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文献概要
特集 生き残りをかけた病院の事業連携・統合—多様化する手法 事業連携・統合事例
病院のブランド力を基盤としたヘルスケアグループの取り組み
著者: 相良吉昭1
所属機関: 1社会医療法人博愛会 相良病院
ページ範囲:P.418 - P.420
文献購入ページに移動 鹿児島県にある社会医療法人博愛会相良病院(以下,相良病院)は筆者の祖父である相良吉夫が1946年に外科病院として開業,父の相良吉勝が1973年に乳腺X線装置を導入してから乳腺外科の専門病院としての診療を開始した.現在は「さがらウィメンズヘルスケアグループ」の中心的医療機関として複数の乳がん専門病院を運営支援しており,2021年のグループ全体の乳がん手術数は1,568件(うち相良病院は755件)である.
人口減少と少子高齢化,そしてコロナにより急速に萎縮していく日本において,夢のある医療活動は描けるのか.スケールメリットや経済成長が望めない状況において,「価値の創造」こそが未来へ夢を描く手段と考える.われわれはアジアNo. 1の乳がん医療を専門としたヘルスケアグループを創るという夢を実現するために,以下に挙げる3つのオープンイノベーションによって「価値の創造」を行っている.
人口減少と少子高齢化,そしてコロナにより急速に萎縮していく日本において,夢のある医療活動は描けるのか.スケールメリットや経済成長が望めない状況において,「価値の創造」こそが未来へ夢を描く手段と考える.われわれはアジアNo. 1の乳がん医療を専門としたヘルスケアグループを創るという夢を実現するために,以下に挙げる3つのオープンイノベーションによって「価値の創造」を行っている.
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