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連載 医療機関で起きる法的トラブルへの対処法・25
—医療費債権回収(1)—請求の手段
著者: 高坂佳郁子1 増田拓也1
所属機関: 1弁護士法人 色川法律事務所
ページ範囲:P.440 - P.443
文献購入ページに移動 医療機関の未収金の問題は,厚生労働省の「医療機関の未収金問題に関する検討会報告書」(平成20年7月10日)や,各年度の病院経営管理指標及び医療施設における未収金の実態に関する調査研究事業等において繰り返し指摘されてきました.令和3年度の同調査研究事業の報告書★2によれば,ある月単体で実患者数に対する未収金発生患者数の割合が10%以上であった医療機関も存在するようです.実務上,特に少額の債権については,回収の手間,可能性などを考慮して,ついつい対応を後回しにしてしまう病院も少なくないと思いますが,「支払いを踏み倒せる病院」との風評がたってしまうと問題ですので,普段から毅然とした対応を心掛けるべきでしょう.
本稿では,医療費債権(未収金)を回収するための請求手段について概観します.
本稿では,医療費債権(未収金)を回収するための請求手段について概観します.
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