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文献詳細

雑誌文献

病院82巻8号

2023年08月発行

特集 病院経営から考える医薬分業

事例

小児科を中心に院内処方に対応し続ける病院として

著者: 渡辺美保子1

所属機関: 1公益財団法人星総合病院

ページ範囲:P.711 - P.714

文献概要

■病院史と病院機能
 1925(大正14)年3月に福島県の県中地域に位置する郡山駅前に星医院を創設し,間もなく100年を迎える.創始者である初代理事長には「『夜往診した患者さんが昼間は他の病院に行っているとしても,夜だけでも助けになれば』と夜中でも鞄ひとつ自転車に載せて,7km先まで往診に出かけて行った」というエピソードがあり,『おらが病院』として地域から必要とされる存在であり続けるために,総合病院や精神科病院,保健師看護師教育を担う学校等を創設した2代目理事長,そして,認知症や在宅医療,子ども事業や感染対策事業など社会情勢を先見し事業開発を行ってきた現理事長に至るまで,途切れることなく法人の事業目的である地域貢献の実現に奮闘し続ける組織である.
 公益財団法人のうち星総合病院(以下,当院)は,県中地域の基幹病院として急性期および高度医療を担い,かかりつけ医等と連携し地域医療の充実を図る430床,33診療科を有する地域医療支援病院である.また,地域に必要とされる人材育成分野として,基幹型臨床研修教育機関,看護師特定行為研修指定研修機関,感染管理認定看護師教育課程機関等を運営している.

参考文献

1)厚生労働省:令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/20/index.html
2)星北斗:院内処方再考.病院73:784-788, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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