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文献概要
特集 —ある日突然,電カルが止まった—どうする,病院のサイバーセキュリティ
大阪急性期・総合医療センターにおけるサイバー事案から学ぶべきプラス・セキュリティ
著者: 猪俣敦夫1
所属機関: 1大阪大学サイバーメディアセンター
ページ範囲:P.780 - P.784
文献購入ページに移動ハッカーという言葉,既にメディアなどでよく耳にされているのではないだろうか.残念なことに一般的にこの言葉を誤用されて用いられることが多い.ハッカーと言えばインターネットなどのサイバー空間で悪事を働く人たちを指す意味で使われているのをよく目にされているかもしれない.この言葉はもともと優れた技術やコードを生み出している人たちを指し,筆者からすれば尊敬すべき人を指す.もちろんいかなる技術も最終的には利用者の意識の違いによって,結果それが不法にシステムへ侵入を企てるなど悪意を持った人がいることもまた事実であるが,本稿では悪事から我々を守る正義の味方らも実はハッカーである,ということをまず述べておきたい.
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