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文献詳細

雑誌文献

病院9巻6号

1953年12月発行

文献概要

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病院看護と封建性

著者: 林鹽1

所属機関: 1日本赤十字社衞生部看護課

ページ範囲:P.13 - P.15

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 この間,あるところの病院経営協議会で,病院の規則を定めるについての話し合のときに,こんなことがあつた。出席者の大半は院長,後は薬剤事務長で,看護婦は1人であつた。
 病院の治療各科を各部とする。いいかえると,外科部,内科部,眼科部というようにして,その医長を部長と呼ぶ。薬剤科も同様であるが,看護科を看護部とするのは,面白くないということになつて,その理由は看護科を部にすると,その長である看護婦を部長と呼ばなければならないからというのである。看護婦は女であり,いわゆる学校教育程度も他の部の長に比して低いから部長と呼ぶなんてとんでもないというのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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