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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻10号

1967年10月発行

原著

骨形成を伴つた発育不全腎

著者: 安藤弘1 古川元明1 町田豊平1 鈴木良二1

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.869 - P.874

文献概要

Ⅰ.緒言
 発育不全腎は,最近の泌尿器科的検査法の進歩とともに,決してまれな疾患とはいえなくなつた。しかし,本症に骨形成が伴うことは,非常にまれである。斯波1)らは,本邦報告発育不全腎113例を集めて統計的観察を試みているが,そのうち完全な骨髄を有する骨形成腎は,1例のみである。また,黒土2)らは巨大石灰化嚢腫の一部に骨化を伴つた発育不全腎の1例を報告した。欧米においては,Harrison3),Tedeshi & Holtham4), Abe—shouse5)らの報告がある。最近我々は,骨形成を伴つた発育不全腎を経験したので,若干の文献的考察と併せて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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