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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻11号

1967年11月発行

原著

完全重複腎盂兼完全重複尿管に合併した尿管結石症例—Weigert-Meyer違法例

著者: 並木重吉1 福島克治2

所属機関: 1国立金沢病院皮膚泌尿器科 2金沢大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.947 - P.950

文献概要

Ⅰ.緒言
 腎盂尿管の重複は尿路畸形の中で最も多く,内外文献より2%内外に認められている。完全重複尿管と不完全重複尿管との頻度はまちまちで,これらが両側性に認められるものより偏側性に認められる方が多いようである。一般に正常腎盂尿管に比べ羅患しやすく,文献的に30%内外に二次的合併症を認め,また尿路合併畸形もしばしば認められる。われわれは右完全重複腎盂兼右完全重複尿管で,しかも膀胱における尿管開口部の位置が,いわゆるWeigert-Meyerの法則に違法し,加えて右尿管結石を合併した極めて稀有な症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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