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原著
文献概要
Ⅰ.緒言
産婦人科的処置による腟性尿漏は,患者の外陰を汚染,皮膚炎をおこし,更に二次感染が加わり,悪臭を放つなど極めて不快の念をいだかせ,患者に与える精神的影響も大きいものである。
我々は子宮発育不全のために鉗子分娩を行ない,その後発現した腟性尿漏に膀胱子宮頸管瘻を確認した1例を経験したので,症例を報告すると共に本症に対して若干の考察を加えた。
産婦人科的処置による腟性尿漏は,患者の外陰を汚染,皮膚炎をおこし,更に二次感染が加わり,悪臭を放つなど極めて不快の念をいだかせ,患者に与える精神的影響も大きいものである。
我々は子宮発育不全のために鉗子分娩を行ない,その後発現した腟性尿漏に膀胱子宮頸管瘻を確認した1例を経験したので,症例を報告すると共に本症に対して若干の考察を加えた。
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