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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻4号

1967年04月発行

綜説

腎奇形

著者: 百瀬俊郎1 石沢靖之1

所属機関: 1九州大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.313 - P.319

文献概要

Ⅰ.はじめに
 腎・腎盂の奇形はその発生過程の複雑さのため他臓器の奇形に比して頻度も高く,かつ多彩な病像を示してくる。しかしその多くは偶然に発見されるか,合併症を伴つて症状を呈するためかであって奇形自体が臨床上問題となることは少ない。他方両側性先天性水腎症を始めとする2〜3の疾患では個体の生命,発育に重篤な影響を及ぼすもので,奇形そのものが治療の対象として臨床上の問題を提起してくる。今回は我々が最近経験せる疾患を中心に臨床的な考察を加えてみたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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