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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻4号

1967年04月発行

文献抄録

前立腺炎と前立腺液の関係/Pyronie's Diseaseの治療

ページ範囲:P.345 - P.345

文献概要

 前立腺の慢性炎症は40才以上の人には極めて多く,すべての男性の35%は一生の内に一度は罹患するといわれる。そして従来前立腺炎の診断は前立腺液の強拡大顕鏡所見で1視野に10ないし15コの白血球の存在で診断されているのが普通である。著者は前立腺炎の診断に前立腺液中の白血球が目安になるか否かについて検討を加えた。
 症例は前立腺症と診断された26名について検査したもので,検査材料として前立腺液の細菌検査および多核白血球数,排尿終末時の尿培養,経尿道的前立腺切除による組織検査等を行なつてこれ等を比較検討した。組織学的に前立腺炎としたものは前立腺小葉内の多核白血球の存在とその周囲間質の白血球浸潤をもつてした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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