文献詳細
文献概要
文献抄録
131I標識ETHIODOLの淋巴節直接注入について,他
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.431 - P.431
文献購入ページに移動著者は131I標識Ethiodol 10mc/ccのものを犬の後脚淋巴節へ直接注入し,この造影剤の分布をレ線的に撮影するとともに淋巴節組織の病理所見を経時的に観察,131Iの分布排泄,血液変化等について観察している。主な結果については淋巴節所見としては注入第1週目よりその大きさが著明に縮少しこの状態は3ヵ月継続し,3ヵ月後には淋巴節は注入前の75〜85%の縮少(約1/5)となる。組織学的には淋巴節は1ヵ月以内は放照線による影響で崩壊が強く再生所見は全くない。淋巴節の皮・髄質の鑑別は困難となり巨細胞も出現する。2ヵ月では結合織の増生が著明となり,3ヵ月になつてやつと再生像が認められる。
掲載誌情報