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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻5号

1967年05月発行

原著

腸チフス菌性膿腎症の1例

著者: 坂田安之輔1

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.455 - P.459

文献概要

Ⅰ.はじめに
 近年,腸チフスの発生は漸次減少してきているが,現在の化学療法によつても永続排菌者を無菌化することはかなり困難なことであるといわれる。特に腸チフスに罹患した覚えのない永続排菌者は看視の目がとどかず,防疫上しばしば問題とされるところである。
 著者は腎結石を伴つた膿腎症が腸チフス菌によるものであつた症例を経験したので報告し,本邦文献から腸チフスの泌尿性器合併症について調査した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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