文献詳細
新薬治験
文献概要
Ⅰ.緒言
腎出血,特に特発性腎出血の原因論については未だ一定した結論はえられていないが,現在まで種々の検索が行なわれ,漸次その病態生理が明らかにされつつある。
なかんずく我々は本症にプラスミン活性に基づくものも一部に存在すると推定し,1961年初めて抗プラスミン剤による治験を発表した1)。
腎出血,特に特発性腎出血の原因論については未だ一定した結論はえられていないが,現在まで種々の検索が行なわれ,漸次その病態生理が明らかにされつつある。
なかんずく我々は本症にプラスミン活性に基づくものも一部に存在すると推定し,1961年初めて抗プラスミン剤による治験を発表した1)。
掲載誌情報