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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻5号

1967年05月発行

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日本泌尿器科学会の変遷(5)

著者: 田村一1

所属機関: 1慶応義塾大学

ページ範囲:P.481 - P.482

文献概要

—学会雑誌—
 日本泌尿器病学会は明治45年4月2日最終の発起人会を偕楽園に催して会則,役員等を内定し,諸般の準備を完了し,第1回総会を同年(1912)4月3,4日の両日東大東講堂に開催した。そしてその年の秋に日本泌尿器病学会雑誌第1巻第1号を発行した。その年の7月30日に明治天皇が崩御され改元が行なわれたので発行期日は大正元年10月になつている。その1号の表紙には10月,第1頁には9月と印刷してあるので,そのいずれを採るべきか当惑した。恐らく第1頁を印刷し始めたのは9月で実際に雑誌として出来上つたのが10月になつたのであろうと考えて10月をとることにした。
 編集は当初専ら朝倉文三会長のもとで行なわれていた。学会事務所も亦,朝倉病院にあつた。その後大正7年(第7巻)から編輯は順天堂の坂口勇,上林豊明の両博士に委ねられ,学会事務所が大正11年に阿久津病院に移された後も,編集は変動なく専ら両博士が担当された。そして大正12年9月1日の震災によつて阿久津病院が罹災したので,学会は思わざる苦境に直面した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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