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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻6号

1967年06月発行

原著

睾丸回転症の1例

著者: 松下鈆三郎1 白井将文1 加賀山学1 一条貞敏1 竹内睦男1

所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.563 - P.567

文献概要

Ⅰ.緒言
 睾丸回転症とはなんらかの原因で睾丸の回転を起こすことにより,睾丸動静脈の血行障害をきたし,睾丸,副睾丸が梗塞,壊死,萎縮等に陥る疾患で比較的まれとされている。本症は1840年Delarsiarve1)が精系捻転症として報告したのが最初で,欧米では比較的多くの報告がなされ,また本邦においても1909年山村2)の報告を第1例として現在まですでに200例近い報告がなされている。
 私達の教室ではすでに入沢等3)4)が本症の2例について報告しているが,最近再び本症の1例を経験したので追加報告するとともに多少の文献的考察を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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