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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科21巻7号

1967年07月発行

原著

散弾による開放性直腸,尿道損傷の治験例

著者: 井上武夫1 平野昭彦2 塩崎洋1

所属機関: 1横浜市民病院泌尿器科 2横浜市立大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.641 - P.645

文献概要

Ⅰ.緒言
 散弾による損傷は,特に至近距離においては,ただ1発でも多発性に臓器の損傷をきたすために,外科医にとつて,特に問題となるものである。古くより,刺抗創は特殊な外傷として扱われているが,散弾による外傷もこれに近いものと考えられる。刺抗創の報告は,外科泌尿器科領域において,時に散見するが,至近距離からの散弾による外傷は極めて稀である。しかし,最近は狩猟も盛んになつているので,将来かかる外傷を扱う機会も多いと思う。我々は,第3者の暴発による直腸,尿道盲管銃創例を経験し,いささか得る所があつたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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