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文献概要
原著
尿管異常開口症の4例
著者: 鍬塚寿1 坂口浩1 高崎登1
所属機関: 1長崎大学医学部泌尿器科教室
ページ範囲:P.705 - P.709
文献購入ページに移動尿管異常開口は1674年Schraderによつて初めて報告されて以来,Thom1)は1929年までの文献を調査し785例について詳細な検討を加えている。本邦では1932年高橋,市川2)の両氏が第1例を報告して以来,現在まで志田3)が29例,岩崎4)が60例,仁平5)が81例,松村6)が109例,相戸7)が149例,嶺井8)が171例,入沢9)が190例,中川10)が228例につき詳細な考察を行なつている。
我々は昭和37年から昭和41年8月までに4例の本症例を経験したのでここに報告し,併せて中川氏以後の本症例につき調査したので報告する。
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