文献詳細
原著
文献概要
Ⅰ.はじめに
Priapismは比較的稀な疾患であるが,最近しだいに報告が増加し1930年山本12)の第1例以来,大越等4)は66例,永田等9)84例,中溝等7)95例,古川等11)129例,入沢等2)135例(1965年6月まで)について報告している。我々は中溝等95例後の症例を蒐集し自験1例を加えて現在(1966年9月まで)では150例に達している。その原因は非常に複雑で,かかる患者に接するとき,その由来を即断しがたいが患者の苦痛を見,その後遺症を考えるとき,速やかに適切な治療法を完成することの必要性を痛感する。我々は最近本症の1例を経験したので報告する。
Priapismは比較的稀な疾患であるが,最近しだいに報告が増加し1930年山本12)の第1例以来,大越等4)は66例,永田等9)84例,中溝等7)95例,古川等11)129例,入沢等2)135例(1965年6月まで)について報告している。我々は中溝等95例後の症例を蒐集し自験1例を加えて現在(1966年9月まで)では150例に達している。その原因は非常に複雑で,かかる患者に接するとき,その由来を即断しがたいが患者の苦痛を見,その後遺症を考えるとき,速やかに適切な治療法を完成することの必要性を痛感する。我々は最近本症の1例を経験したので報告する。
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