文献詳細
原著
神経因性膀胱に対する外尿道括約筋切開術
著者: 黒田一秀1 猪野毛健男1 阿部弥理1 西田亨2 中野幸雄2
所属機関: 1北海道大学医学部泌尿器科教室 2美唄労災病院泌尿器科
ページ範囲:P.809 - P.812
文献概要
外尿道括約筋切開術は,Ross, Damanski & Gi—bbon (1958,A,B)が積極的排尿効率改善手術の1つとして提唱したものであるが,彼等が最初に発表した時の成績は必ずしも良好とは言えなかったため多くの追試をうけるわけにはいかなかった。しかしその後の技術的改良により彼等の1963年の発表では成績は飛躍的に向上し,更に1965年の成績では外尿道括約筋切開術57例中86%に満足すべき排尿をみとめているという。
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