文献詳細
原著
文献概要
Ⅰ.はじめに
腎血管性高血圧症では患腎への副側血行路が発達し,これが腎盂撮影,動脈撮影によつて間接または直接に観察され,腎動脈狭窄の診断の手がかりとなり得るということはすでに2,3の欧米文献に記載されている。われわれも腎血管性高血圧症の検索中に腎盂撮影,動脈撮影で狭窄側腎への副側血行路形成を認めたので,これらのレ線像を紹介し,あわせて腎動脈狭窄における副側血行路について簡単な考察をおこなつてみたい。
腎血管性高血圧症では患腎への副側血行路が発達し,これが腎盂撮影,動脈撮影によつて間接または直接に観察され,腎動脈狭窄の診断の手がかりとなり得るということはすでに2,3の欧米文献に記載されている。われわれも腎血管性高血圧症の検索中に腎盂撮影,動脈撮影で狭窄側腎への副側血行路形成を認めたので,これらのレ線像を紹介し,あわせて腎動脈狭窄における副側血行路について簡単な考察をおこなつてみたい。
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