icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻1号

1968年01月発行

原著

扁平上皮癌を生じた両側膀胱皮様嚢腫の1例

著者: 石部知行1 松木暁1 茶幡隆之1

所属機関: 1広島大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.37 - P.41

文献概要

Ⅰ.緒言
 膀胱皮様嚢腫の報告は近時かなり増加したが原発性のものははなはだ少なく,大部分は卵巣その他を原発とし2次的に膀胱へ侵襲したものである。この場合原発巣として最も頻度が高いのは卵巣であり,この卵巣皮様嚢腫が膀胱に侵襲した場合感染症,結石形成,悪性変化など種々の合併症を呈することが知られている。
 我々は60才女子で卵巣より続発した両側性膀胱皮様嚢腫に結石と扁平上皮癌を合併した症例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら