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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科22巻10号

1968年10月発行

文献概要

文献抄録

Nitrogen mustardによる膀胱癌の再発予防

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.751 - P.751

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 膀胱腫瘍再発は腫瘍細胞が正常あるいは傷害膀胱粘膜へ移植されておこる可能性については臨床的にも実験的にも確認されている。われわれのこの研究は臨床的にこの考えを実証しようと思つて行なわれたものである。従来膀胱腫瘍術後の洗滌剤としてはアルコール,硝酸銀,フェノールポドフィリンその他種々の薬剤が用いられているが,Nitrogen mus—tardを選んだ理由はこの薬剤が容易に入手でき,かつ制癌作用があるからである。しかしこのものの膀胱からの吸収および刺激作用については不明であつたが,犬における実験結果から2.5mg%の濃度のものを用いた。
 1960年から65年の5年間に65名の膀胱移行上皮癌を経尿道的方法で治療しこれ等を検査対象とした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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